堀江さんのツイッターをフォローしているので、現在刑務所でどのようなことをされているのか大体は知っていたのですが、この本はツイッターでは書ききれていなかった日々の感情の動きなどが細かく描写されています。
日々単調な刑務所生活の中でも常にポジティブに生きるにはどうすればよいかを考えているところは、私も見習わなければならないと思っています。
刑務所の食事一つにしても、ほんとうにおいしそうに食べている様子が目に浮かび、自由のない環境の中でポジティブに生きる見本のようでした。
刑務所では未来のことは考えないほうがよい。過去のことを考えていると自然と時間が過ぎてしまうものだ。
という一節は、かなり響きました。
また、章の切れ目にはマンガ版刑務所なう。が掲載されています。
マンガにしたことで刑務所の中の出来事とは思えないような思わず笑えてしまうような描写になっています。
文章だけではわからない刑務所内の様子も描写されています。
さらに、消費税増税などの時事問題についても、堀江さんの見解が書かれており、納得できなかった見解もありましたが、これもなかなか読み応えがあります。