住職の方が書いた本を読んだという経験はあまりなかったのですが、タイトルに惹かれて手に取りました。
読み始めたところ、自分にも当てはまるところが多々あり、一気に読了です。
主に仕事上でのストレスをなくすための心の保ち方について書かれています。
仕事上でのストレスは人間関係がほとんど。
その人間関係でストレスがたまる原因は、
相手に対して
「こんなに立派なワタクシに対してその横柄な態度をとるとは何事か」
という気持ちからおこるそうです。
うーん、かなり納得です。
私も仕事上でのストレスのほとんどが人間関係です。
そして、そのストレスの多くは上記の
「こんなに立派なワタクシに対してその横柄な態度をとるとは何事か」
という気持ちからおきているといわれると、確かにそうだなと思います。
そして、このような状況から脱出するためには、頭の中を空っぽにさせることが必要です。
頭の中を目の前の出来事に集中させ、「怒り」「欲」「迷い」が頭の中に入ってきたら、すぐ消去することを常に心がけることなのです。
例えば、歩いているときであればその一歩一歩の筋肉の動きに集中します。
他のこと、特に「怒り」「欲」「迷い」が頭の中に入ってきそうになったら、すぐに追い払うようにするのです。
煩悩は108個あると言われていますが、それらは「怒り」「欲」「迷い」の3つに分類されるので、この3つを追い払えば煩悩フリーで働くことができるのです。
私も読了後、すぐにこのことを心がけて生きていくようにしていますが、以前よりは格段にストレスが軽減しているのを実感しました。
これからも常に「怒り」「欲」「迷い」が頭の中に入ってきそうになったら、すぐに追い出すようにして、煩悩フリーの生活になるようにします。